夏になると、ウキウキとして気分が高揚する反面、ゲリラ雷雨やゲリラ豪雨などの突発的な雷雨や降雨に頭を悩まされますよね。
どれだけ科学が発展しようとも、完全には予測不可能といわれているゲリラ雷雨や豪雨ですが、インターネットの普及に伴い、全国の有志の方々とともに空を監視し、雷雲の発生などをいち早くキャッチして危険を知らせる取り組みが現在では行われているようです。
ちなみにゲリラ雷雨やゲリラ豪雨という名称は気象用語には存在せず、集中豪雨などといった形で表現されることが多いようです。
尚、本稿を作成している7月中旬には、東京都内でのゲリラ雷雨や降雹が数日前にあり、まだまだ記憶に新しいところですが、今年はまるで異常気象なのではないか、と思われる諸兄の方も多くいらっしゃるとは思いますが、2017年のゲリラ雷雨の発生総数は現時点では昨年並みと言われています。
ゲリラ豪雨の仕組み
ではそもそもですが、ゲリラ雷雨の仕組みとは一体何なのでしょうか?本稿では、そんな誰もが持つ疑問にスパッとカイケツするためにお答えしてみたいと思います。
ゲリラ豪雨とは
ゲリラ豪雨とは、私達の生活圏の上空に暖かく湿った空気が上昇し、それが上空の冷たい空気とぶつかり合うことで積乱雲が発生します。ここでいう暖かく湿った空気といえば、みなさん思い当たる節があるように、エアコンの室外機や車から出る排気ガスなどですよね。
ここにさらに、地面の温められたアスファルトやコンクリートの熱が上空に上がっていき、上空の寒気とぶつかり合うことで、積乱雲やゲリラ豪雨の発生へとつながっていくのです。
ゲリラ豪雨の原因とは
上述のように、ゲリラ雷雨の発生の原因には、様々な要因があるのですが、まずは積乱雲が発生しなければなりません。そして上述のように積乱雲の発生原因は上記の通りで、次に川や池などの水の減少や地表付近に熱がたまること、そして太平洋高気圧と上空の寒気、これらの諸条件が重なって、日本の都市部やその周辺でゲリラ豪雨が頻発したりするわけです。ゲリラ豪雨の定義とは
ゲリラ雷雨の定義といえば、なかなか難しく聞こえますが、そんなに難しく考える必要はなく、予測が困難でゲリラ的に巨大な積乱雲の発生によって突発的で局地的な豪雨が降ることを「ゲリラ雷雨」と呼ぶのに対し、限られた限定的な地域にのみ、短時間に多量の雨が降ることを「集中豪雨」と呼ぶのだそうです。天気予報とゲリラ豪雨について
天気予報でゲリラ豪雨を完全に予測することは流石に困難でしょうが、現在では雨雲レーダーなども発達していますので、日本気象協会の豪雨レーダーやYahoo!天気の雨雲レーダーをご覧になることで、ある程度は事前に注意をしておくことが可能でしょう。ゲリラ豪雨と集中豪雨の違い
限定的な地域にのみ、短時間に多量の雨が降るのが「集中豪雨」で予測が困難でゲリラ的にで局地的な豪雨が降ることを「ゲリラ雷雨」と呼びます。これがゲリラ豪雨と集中豪雨の違いです。ゲリラ豪雨の情報を知るには?
大抵はゲリラ雷雨と一括りにして、その中に集中豪雨・スコール・局地的大雨が表されるようですが、やはりその点はしっかりと立て分けて、各々で注意をしておくkとが大事です。そしてそのためにはゲリラ豪雨の情報を知ることも大事で、上述したように雨雲レーダーや豪雨レーダーを見ておくことも必要でしょう。