北米時間2017年7月17日に、24年ぶりの据え置き型ゲーム機となる「Ataribox」(アタリボックス)のモックアップ画像が公開されました。
AtariboxはE3 2017の開幕直前にも名前だけは明らかになっていたものです。
※本稿では、ゲームは好きだけど、E3やCNET Japan、またはPCベースの新型ゲームコンソール機「Ataribox」、もしくはこれら全般をご存知ない方へ、本稿をご覧になられることでさらなるゲームの世界が広がって頂ければと思っての記事となっています。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、アタリはかつて、世界における家庭用ゲーム機の市場をリードしてきたという、輝かしい経歴を持っています。
アタリという名前にピンと来ない方でも、「Atari Flashback 7 Classic Game Console アタリフラッシュバック7」や「Atari Flashback 6 Classic Game Console」、「Atari Arcade duo POWERED」といったゲーム機を写真などでご覧になられることで、なんとなくですが雰囲気がつかめるかもしれません。
古き良き懐かしのゲーム機やゲーム筐体。
アタリが開発中の新型ゲーム機「Ataribox」は、そんなアタリの良いところを踏襲しつつも、木製・リブドラインなどのデザイン要素を盛り込んだ、最近のハイテクゲーム機のデザインも取り入れた、スタイリッシュで洗練されたデザインとなっているようです。
尚、表面部分は洗練されたリブドラインですが、フロント部分は木製となっているようです。背面部分にはHDMIや4つのUSBポート、SDポートを備えていて、過去の名作ゲームのみならず、現代のゲームも楽しめる仕様になっているのだそうです。
今から約40年前に発売されたゲームハード機の「Atari VCS」。
そのAtari VCSのデザインを踏襲しつつも現代風にスタイリッシュにアレンジされたデザインの新型ゲーム機「Ataribox」(アタリボックス)。
世界のコンピューターゲームの進化と歴史を楽しむという意味でも、Atariboxには期待せざるをえないといえるでしょう。
atari vcs 2600とは
「Atari VCS」の通称で知られている(atari 2600 vcs)をご存知でしょうか。アメリカのアタリというゲーム会社が開発した家庭用のゲーム機のことを、Atari2600 (アタリニセンロッピャク) という名称で親しまれています。
このアタリ2600は、1984年に発売されたものの、残念ながらヒットしなかった「Atari5200」の後継機として、Atari7800が発売、さらには1986年には廉価版のAtari2600Jrが発売されたのでした。ゲームに詳しい方や造詣が深い方でしたら「アタリショック」という言葉を耳にされたこともあるのではないでしょうか。
Atari 2600は1977年にアタリ社から発売されたゲーム機で、現在日本のオークションなどでもたまに目にすることができるぐらいに一部のファンの間では人気が高まっている誇り高き古き良きゲーム機といえるでしょう。みなさんもどこか、オークションなどでアタリシリーズの家庭用ゲーム機を無事見かけることがありましたら、ぜひとも購入を検討されてみてはいかがでしょうか。